バター焼きにしてもおいしいズッキーニ。育ててみたもののなぜかズッキーニの雄花が咲かないし雄花ばかりになったり、うまくいきませんでした。
そこで今回はズッキーニの雄花が咲かない原因や着果させる対策についてお伝えします。
ズッキーニの雄花が咲かない原因は?
ズッキーニは16-23℃生育温度が低めの涼しい環境だとすくすく育ちますが暑いところは苦手です。雄花が咲かない原因として水やりや肥料の量があげられますよ。
水やり
ズッキーニは水分が少ないと雄花が多く咲きますし、水が多すぎると雌花が多く咲きがちです。水分が多すぎたときに症状の一つにうどん粉病があります。
うどん粉病
葉に白い斑点がついてなんだろうと思ったことはありませんか。これは糸状のカビの胞子が風に吹かれて葉全体に繁殖したもので、うどん粉病にかかるとこのような症状がでます。もしまだ初期でしたら
- 重曹やお酢を薄めたものをスプレーする
と繁殖が抑えられますよ。ズッキーニを育てて間もない頃、試してみたら比較的状態がよくなりましたが、もし改善しないようであれば薬剤を使うのも一つのやり方ですね。
また梅雨時などカバーをかけたり、苗を移動させたり、水分が多くなりすぎない環境を作ってあげましょう。
肥料の量
また肥料の量も関係していて
- 肥料が多い・効きすぎる → 雄花が多く咲く
また反対に
- 肥料が少なすぎる → 雌花が多く咲く
ズッキーニにストレスがかかると生命維持のために雌花が頑張り花を咲かせるようになりますよ。
そもそもズッキーニの雄花と雌花は一緒に咲かないので株が大きくなるとバランスがとれてくる場合もありますが、やりすぎたと思ったら手で払ったりして様子をみながら肥料を与えてあげるとよいですね。
ズッキーニの雄花を咲かせるには?
ズッキーニに雄花を咲かせる対策との一つとして
- かぼちゃの雌花を人口受粉させる
- トマトトーンを使う
などの方法がありますよ。また雌花の花が咲いたら受粉用として保管してもよいですね。反対に雌花を咲かせたい場合は雄花と雌花を置き換えて考えてもらえばよいですよ。
かぼちゃの雌花を人口受粉する
ズッキーニはかぼちゃの仲間でウリ科かぼちゃ属に当たります。見た目はきゅうりみたいなので勘違いしますね。なので、雄花や雌花ばかりと偏ってしまったら同じかぼちゃ属の花を人口受粉するとうまく着果します。
トマトトーンを使う
トマトトーンは植物成長調整剤といって、野菜のホルモン剤のことですね。着果や果実肥大など実の付き具合よくしますよ。
お花に散布して使うのですが、かけるタイミングの目安や注意点として
- 開花前3日・開花後3日
- 一つの花に対して1回だけかける
ことです。うまく使えば低温や梅雨時の日照不足など悪天候でもうすくすく育つので使ってみるのもよいでしょう。


まとめ
- ズッキーニの花の偏りは水やりと肥料の量に原因がある
- ズッキーニはかぼちゃ属の花を人口受粉すると着果する
- トマトトーンを使うを日照不足や低温など悪天候でもすくすく育つ
水揚げは朝の10時頃までが最適ですが同じように人口受粉も午前中が適してるのでまとめて作業してしまうと効率があがりますよ。
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