ヘビを見るといいことがある金運があがる、口笛を吹いていけないなど昔から言われますね。この迷信は本当のところどうなのでしょうか?今回は蛇にまつわる迷信の由来や意味するものを調べてみました。
蛇を見ると縁起がいい?迷信をPickup!
ヘビの迷信にはいいことも不吉なものもどちらも存在します。たとえばよく知られているもので
縁起のいい迷信には
- 蛇の抜け殻をお財布に入れるとお金が貯まる
- 白蛇に出会うと縁起がよい
と言われますし、反対に不吉な迷信には
- ヘビを指差すと指が腐る
- 夜口笛を吹いてはいけない
などよく耳にします。昔から言い伝えられていますが何かの前兆?とスピリチュアルな気持ちになりますね。一体この迷信にはどんな意味があるでしょう?
ヘビにまつわる迷信の意味するもの
日本の風習から言い伝えられる迷信にはいいことも不吉を意味するものも先人の知恵が隠されていますよ。
蛇の抜け殻をお財布に入れるとお金が貯まる
蛇は弁財天の使いで中でも白蛇は七福神の一人、財宝、豊穣を司る弁財天の神様の化身といわれています。
- 蛇を見かけると金運がアップする
- 蛇のじゃみじゃみとした模様が小判に似ている
などお金にまつわる由来が多く、また
- 蛇は何度も脱皮を繰りかえす⇒お財布に入れて持ち歩くとお金が貯まる
金運アップによいと言われ、蛇の抜け殻は縁起のいいものとされ、お財布に入れて持ち歩いたり蛇柄のお財布を持ち歩くようになりました。
白蛇に出会うと縁起がいい
白ヘビは幸運の象徴であり高貴で貴重な存在と言われていて、蛇の中でも特に白蛇は他の蛇より縁起がよいと言い伝えられています。
もともとは「弁才天」という川の神様で芸術や学問の神様といわれ崇められていました。しかし江戸時代になると
- 「弁才天」⇒「弁財天」
と呼ばれるようになり、財をもたらす神様として
- 蛇がいる家はお金に困らない
- 金運・財運が上がる
と賭け事でもご利益がある縁起のいい生き物として考えられ迷信として今も言い伝えられています。古くからある神社やお寺そしてお祭りの御神輿などに白蛇がモチーフになってるもの納得できますね。
ヘビを指差すと指が腐る
ヘビを指差すと指が腐るという迷信はそもそもは古来日本人が神である存在の蛇に対して失礼にあたる、指を指すと罰が当たると考えられていました。
小さい頃庭にいた蛇を指差して怒られたことがあって不吉なことが起こるのではないかとハラハラしたことがあります。
しかしマムシなど毒蛇もいることから、変に近づいて指を噛まれないように気をつけなさいと警告の意味も込められ迷信化したようですよ。
夜口笛を吹いてはいけない
古来日本人からすると口笛を吹くのは神聖な行為だと言われています。口笛は「うそぶき」といい、この「うそ」の音が
- 神や精霊を招く力がある
と考えられていました。なので口笛を吹くことは
- 招かざるものも招いてしまう
- 神に対して迷惑行為
とされ、夜口笛吹くのはタブーだと人々に恐怖感を与える警告の意味が含まれています。
また時がたつに連れ次第に
- 「邪」→「蛇」
に変化し、迷信だけが残り夜口笛を吹くと「蛇がくる」や「泥棒がくる」などよくないことが起こるといわれるようになっていきました。
まとめ
- 迷信にはいいことも不吉なこともある
- 不吉の中には古来に日本人の工夫がある
- 過去の名残りが迷信となり今日まで語り継がれている
ニョロっと不気味に感じる蛇の迷信にはちゃんとした理由があり先人たちの知恵が隠されていました。現代のわたしたちに教えてくれてたのでしょうね。
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