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乳がん検査で骨シンチグラフィーは必要なのか?

放射線検査 この記事は約 8 分で読めます。 1,011 Views

シンチグラフィー
なかなか聞いた事がない方
も多いと思います。

 

 

核医学検査、RI検査と言われる
検査になります。

 

 

この検査の中に骨シンチグラフィー
という検査があります。

 

 

乳がん検査の1つとして行われています。

 

 

ただ、この聞きなれない、
骨シンチグラフィー。
(コツシンチグラフィーと言います。
ホネシンチグラフィーではありません。)

 

 

果たして乳がん検査として
どういった役割があるのでしょうか?

 

 

どういった検査なの?

 

 

と聞かれる事が多いですので、
今回、放射線技師として普段働いている
レイがお答えしたいと思います。

 

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乳がん検査に骨シンチグラフィーは必要なのか?

まず、本題ですが、
乳がん検査に骨シンチグラフィーは必要なのか?

 

 

これはした方が良いと思います。

 

 

骨シンチグラフィーは、
骨に異常があるかどうかを調べます。

 

 

乳がんは骨に転移し易いという
データがあります。

 

 

骨転移があるかどうかは、
骨シンチグラフィーをする事で、
分かります。

 

 

もちろん、CT検査やMRI検査でも
分かりますが、骨シンチグラフィーが
分かりやすいと思います。

 

 

ですので、
骨シンチグラフィーは
行かれている病院に核医学検査が
あるかどうかにもよりますが、
あるならされた方が良いと思います。

 

 

私が勤務している病院では、
乳がんの手術前の検査、
その後は手術後の定期検査として
骨シンチグラフィーをしています。

 

 

では、どういった検査なのか?
これについて次は書こうと思います。

 

 

骨シンチグラフィーの検査の流れは?

骨シンチグラフィーの検査の流れですが、
検査前2-3時間にまずは注射をします。
静脈注射です。

 

 

ここで注射するお薬が
全身の骨に集まります。

 

 

集まるまでに
3時間ぐらいかかります。

 

 

私が勤務している病院では、
注射して3時間後に撮影をしています。

 

 

撮影は、核医学装置のベッドに寝ます。
そしてカメラが全身をスキャンしていきます。

 

 

だいたい15-20分かかります。
カメラが頭から足の方に移動していきます。
その際にかなり近くまでカメラが接近
するので、少し圧迫感はあるかもしれません。

 

 

その後は、施設によって様々ですが、
SPECTという撮影をしたり、
SPOT撮影という撮影をしたりします。

 

 

SPECT撮影とは、
体の周りをカメラがグルグル回りながら
撮影しています。

 

 

私が勤務している病院では、
骨シンチグラフィーの全身撮影で
何か異常な部位があれば、
その部位を中心にSPECT撮影を追加しています。

 

 

このような感じで撮影をします。
だいたい30分ぐらいを見て頂けたら
大丈夫だと思います。

 

 

では、この骨シンチグラフィーでは、
最初注射をしますが、副作用を心配される
方もいると思います。

 

 

副作用について次は書きますね。

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骨シンチグラフィーって副作用はあるの?

骨シンチグラフィーで副作用があるのか?

 

 

これはほぼないと思います。
私も今まで数百件以上、
骨シンチグラフィーの検査をしていますが、
副作用が起きた例はありません。

 

 

絶対にないとは
言えませんが、
ほぼないと思います。

 

 

核医学検査自体、そこで使われる薬で
副作用が起きるという事はほとんどありません。

 

 

今まで、数千件は核医学の検査を
していますが、薬の副作用が起きたという
経験は私はありません。

 

 

では、何も注意点がないのか?
というとそんな事はありません。

 

 

骨シンチグラフィーの注意点

骨シンチグラフィーで
集積があるからと言って、
必ず異常とは言えません。

 

 

例えば、骨折をしている部位にも
集まります。

 

 

それとか、腰痛持ちの方は
腰にも集積があったりします。

 

 

ですので、
骨シンチグラフィーをした結果、
骨に集積があったとしても
それが絶対に異常であるとは
言えません。

 

 

一応、転移っぽい集まり方とかは
あります。私たち放射線技師は見たら
怪しいかどうかは分かります。

 

 

ただ、一般の方が、
例えば診察の時に骨シンチグラフィーの
写真を見られてもわからないと思います。

 

 

しかし、その時に骨に何か黒い集まりが
あったとしても、一概にそれが悪い物。
という事になりません。

 

 

主治医の先生が説明してくれるとは
思いますが、何か骨に集まりますが
あっても絶対にそれが悪い物だという
断定はしないで下さいね。

 

 

最後に、核医学全般に言えますが、
被曝について心配される方がいます。

 

 

被曝について
簡単に説明したいと思います。

 

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骨シンチグラフィーは被曝が心配です。

骨シンチグラフィーは被曝が心配です。
という事を聞かれる事があります。

 

 

骨シンチグラフィーで使われる
お薬はテクネチウムという薬です。
Tcと書きます。正確には99mTcです。

 

 

放射性物資には、
半減期というのがあります。

 

 

これは例えば、100という
エネルギーがあるとします。

 

 

このエネルギーが
半減期経つと半分になります。

 

 

骨シンチグラフィーで使われる
テクネチウムの半減期は6時間です。
つまり、6時間経てばエネルギーが半分に
なっているという事です。

 

 

ですから、朝の9時に注射をしたとします。
そうすると、午後3時にはエネルギーが
半分になってます。

 

 

そして、それからまた6時間経つと
さらに半分ですから、夜の9時には
最初のエネルギーの1/4になっている
事になります。

 

 

ですから、
被曝がに関しては、
もし授乳中だったり、
小さい赤ちゃんがいらっしゃるなら
その日の夜は避けた方が良いと思いますが、
1日以上経過したら、ほぼ影響はないと
思って下さい。

 

乳がん検査で骨シンチグラフィーは必要なのか? まとめ

今回、乳がん検査での
骨シンチグラフィーについて
書かせていただきました。

 

 

いかがだったでしょうか?

 

 

疑問が解決されましたか?
もし他にも質問があるようなら
下のコメント欄に書いて頂けたら
お答えできる範囲でお答えしたいと思います。

 

 

乳がんの検査として、造影CT検査や
センチネルリンパ節シンチグラフィーに
対しても質問を頂いておりますので、
それぞれ以下の記事にてご説明させて頂きます。

 

 

併せて読んで頂けたらと思います。

 

 

乳がん検査でセンチネルリンパ節シンチグラフィーは必要なのか?

 

 

乳がんの検査で造影CTは必要なのか?

 

 

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