お正月が近づくと準備を始めるものの中にしめ縄がありますよね。地方によって違いますが、一般的には玄関や神棚につけているのではないでしょうか。
時期が来たらささっと取り付けて、さあこれでよし!・・・本当にその付け方は合っていますか?!
お正月に飾るしめ縄にはこんな意味が!
神社には必ずかけられているしめ縄。そのことからも神様にまつわる風習であることがお解りではないでしょうか。
「歳神様」という名称を耳にしたことはありますか?お正月には「歳神様(としがみさま)」をお迎えするのですが、その印となるのがしめ縄なのです。
しめ縄は清められた場所に付けるので、歳神様に安心して来ていただくという意味があるのです。
*歳神様とは
1年の家内安全・五穀豊穣などを司る神様
しめ縄の正しい付け方
しめ縄には左右があるのをご存じでしょうか。縄を綯(な)う時に始まりと終わりがあるわけです。綯い始め(ないはじめ)と綯い終わり(ないおわり)をまず確認してみましょう。太いほうが綯い始め、細いほうが綯い終わりとなります。
<玄関に飾る場合>
向かって右側⇒綯い始め(太いほう)
向かって左側⇒綯い終わり(細いほう)
一般的には上記のようになりますが、地方によって逆の場合もあります。伊勢神宮や出雲大社は、上記の逆に付けられているのです。
自分の住む地域がどうなのかわからない場合は、お近くの神社を参考にしてみるといいですね。
しめ縄には橙?それともみかん?
お店に売られているしめ縄やお供え餅、あの上に乗っているオレンジ色の果物らしきものは「橙」です。でも、橙は酸味の強さからジュースに加工するのが一般的ですし、普段から橙を買って食べている人は少ないでしょう。
一般的に親しまれどのご家庭にも冬の定番として好まれているみかんが、橙のかわりに用いられるようになったわけです。
特にお子さんなどは、「あれはみかんだ」と思っているでしょうから、お店に行った時には橙であることを教えてあげるといいですね。
しめ縄はいつ付けていつ外す?
縁起を大事にする日本では、古来より「八」の付く日が縁起が良いとされています。よって、おすすめは12月28日。古くからこの日にしめ縄を飾ると縁起が良いとされています。お供え餅などのお正月飾りは毎年この日に飾るというお宅もありますが、理由は「縁起」だったのです。
次に、しめ縄などの正月飾りを外す日ですが、一般的には1月7日になります。しかし関西は1月15日に外すところが多いようですね。
1月7日、七草粥を食べ正月飾りを外し、これで「お正月」が終わることになるのです。
間違いやすいしめ縄のマナー!あなたは大丈夫?! まとめ
毎年なんとなく飾っているしめ縄ですが、正式な付け方がお解りいただけたでしょうか。ただ付ければいいというものではなかったのです。
お正月は歳神様をお迎えする神聖な期間です。年末の大掃除も、歳神様をお迎えするために家を清めるという意味もあります。
良い1年を過ごせるように、正しいしめ縄で年を越したいですね。
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