磁器とは?
磁器とは、高温で焼成されて吸水性がなく、叩いたときに金属音を発する陶磁器を一般に指します。陶磁器の中では一番硬いです。
西洋では、陶器と区別されない事が多く、両者には明らかな境界が存在するという事ではない。素地が白くて透光性があり、機械的強度が高いという特徴があります。
日本では、佐賀県の伊万里焼や九谷焼が有名です。
陶器と磁器の違い
陶器と磁器の違い:原材料は
陶器と磁器の違いを原材料の視点から見てみます。
陶器:土 (土質を低温で焼く)
磁器:石(石質を主成分としている磁土を高温で焼く)
陶器と磁器の違い:焼く時の温度は?
陶器と磁器では、焼く時の温度が異なります。
陶器:1200度以上で焼きます。
磁器:1350度以上で焼きます。
陶器と磁器の違い:見分け方
陶器は土ものなので、暖かい味わいや素朴な風合いが強いです。
一方、磁器は白くガラスのような滑らで硬いという特徴があります。指で弾くと、金属のような音がするというのが特徴です。
吸水性という面では、先ほども書きましたが、磁器は吸水性がありません。陶器は若干染み込む程度ですが、あります。
現在使われている食器類は磁器の物が比較的多いようです。
磁器は薄くて硬いという特徴から、熱伝導性が高いです。
例えば、食器類には磁器の物が多いと書きましたが、コーヒーカップに熱いコーヒーを注いだらカップ自体も熱くなります。
陶器と磁器の違い:まとめ
陶器と磁器について比較してみました。
まとめて見ると、
陶器というのは、土が主成分でできている。
磁器というのは、石が主成分でできている。
そのため、陶器はそこまで硬くないけど、磁器は硬い。
陶器は水を吸収するけど、磁器は全く吸収しない。
磁器は多くの食器類に使われている。薄くて軽くて丈夫だけど、熱伝導性が高い。
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