農家の友人宅に遊びに行ったときの事です。結構、大規模に農業を営んでいる友人宅に、益虫の一覧表なるものがありました。
益虫や害虫など、小学生のときに習って以来です。この虫（益虫）は、この虫（害虫）の天敵といった表です。
驚くことに蜘蛛や蜂も益虫です。蜂の場合は、ミツバチの受粉のこともあり、なんとなく理解できるのですが、蜘蛛まで益虫なの？
(益虫の代表ミツバチ)
農業用益虫一覧表だから蜘蛛は益虫なの？
(くもは益虫なのか害虫なのか?)
友人宅に益虫一覧表を見て、蜘蛛や蜂用の家庭用殺虫剤が、かなりの種類販売されているのに、なぜ益虫なのか疑問がうかびました。
しかし、良く見ると農業作物に被害をあたえる虫が、害虫となっています。
その害虫を食べてくれる虫たちを益虫としています。蜘蛛は、作物に卵を産み着けて害虫を捕食し、蜂は作物を食べるイモムシに卵を産み着け、幼虫が寄生し退治してくれます。蜘蛛や蜂も、いろいろな種類が載っています。
友人に聞いてみると、この一覧表は、無農薬栽培に取り組んでいる人が、無農薬栽培をやりたい人のために作成したものでした。
友人は、農薬のほうが楽なので、無農薬栽培はしないようですが。
益虫・害虫を分類すれば簡単に益虫一覧表を作れるのか?
(アシナガバチは害虫です)
どのようにして、あの益虫一覧表を作成したのでしょう。
興味は、いろいろ湧いてきます。
簡単に調べると、益虫は人の生活に役立つ虫。害中は、人の生活に害をおよぼす虫となっています。
あまりにアバウトな表現ですが、意味は良く理解できます。そこで、害虫について詳しく調べてみました。害虫を食べる虫は、益虫という考えからです。
なんと害虫は、さらに細かく分類されていました。
まずは、農業害虫。みなさんも、なんとなく理解できますね。農作物に害をおよぼす害虫です。穀物に害をおよぼす貯穀害虫（ゾウムシなど）もあります。
衛生害虫（カ、ハエ、ノミなど）は、感覚的に理解できます。食物害虫（ゴキブリ、ハエなど）も、理解はできます。
財産害虫は家や衣服に害（シロアリなど）をおよぼし、この害虫も理解できます。
人が不快に感じる虫も害虫に指定されています。蜘蛛やゲジ、アリなどがそうですが、良く考えると、蜘蛛やゲジやアリは直接人間に危害を加えません。ですが、不快害虫と分類されています。
不快害虫は、個人的には疑問を感じますが（笑）。
害虫一覧は職業別に作成できそうです。害虫がわかれば、天敵の益虫を載せれば良いのです。
家庭用の益虫一覧表を考えると
(くもは害虫を捕食するので、益虫にしたいのだが）
家庭用の益虫一覧表は、家に出現する害虫をを考えれば、簡単に作れます。
ゴキブリ・ハエ・カ・シロアリくらいでしょうか。調べてみると、いました天敵が。なんと、蜘蛛とゲジの２種類です。
2種類ですので、一覧表を作るまでもありません。しかし、現実的でもありませんね。蜘蛛の巣だらけで、床はゲジがはい回る家なんて（笑）。
しかも、この2種類、人を不快にさせる不快害虫に指定されています。家庭用の駆除剤や駆除業者がいるわけですね。
益虫一覧表は、広い意味で農業関係に限られるようです。
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