海外のしつけと日本のしつけの徹底比較!! そのメリットデメリットから学ぶ教育方針とは?

育児
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帰国子女が日本に帰ってきて学校に溶け込めない
ということは昔からよくあることです。
それには日本と海外のしつけが全くことなる事が原因だと言えるでしょう。

 

 

昔ほど閉鎖的ではなくなったとはいえ、日本は島国です。

 

 

隣国が繋がっていない分閉鎖的なところがありますよね。

 

 

教育の面にはそれは如実にあらわれており、
それぞれ特徴があります。
日本のしつけと海外のしつけ。
どこが違うのかを分析して、検証してみましょう。

 

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日本のしつけと海外のしつけの大きな違い

日本のしつけと海外のしつけの
大きな違いについて
3つの視点から見てみたいと思います。

 

 

親子間の距離

私は日本のしつけと海外のしつけの大きな違いは
親子の距離感だと思っています。
日本人は子どもと一緒にお風呂に入る、
一緒の部屋で寝ると言ったような
母子の触れ合いを通して教育していきます。

 

 

親は子どもを守って子どもは親に守られて
常に依存し合って成長していきます。
考え方も基本、親の考えに沿うのが普通で、
親がある程度洗脳し、母親が子どもの行動を決めていきます。

 

 

時には子どもの行動を予測して先回りを
してしまう事もあり、その為か子どもの自立が遅いと言われています。

 

 

しかし、海外では全く違います。
小さいころより自分の部屋が与えられて
自分たちだけで寝て、
家族間であっても個人は個人として育てられます。

 

 

そして、自分は自分という
個性を認められて育つので
自立するのがとても速いのだそうです。

 

 

日本のしつけとは

日本では子どもが生まれると子どもが
一番という優先順位がつきます。
子どもを誰かに預けて大人だけで
外出するのはあまり良い事とされてなく、
親も社会の目から自分が非難されるのを恐れて
自分を優先に出来ない場合が多いのです。

 

 

集団の行動からはみ出ることを
常に恐れ自分を抑える、
まさに自抑心を養うというのが
日本の教育そのものなのです。

 

 

小さいころから自分のそばには
親がいて自分を理解してくれて
親が自分の所に来てくれるのを
常に待つという事で
自制心が働きます。

 

 

そうする事で和を乱すことなく周囲と同調する方法を学ぶのです。

 

 

集団の中での自分の位置づけを把握する方法を
重要視される日本では、学校に入っても
常に自分の取った行動が相手にどのような
影響を与えるのかを考えさせられます。

 

 

それは人に限らず、物や動物に対してもそうです。

 

 

例えば、机をどんどんたたくとします。
すると、机さんが可哀想ですよ、と教えます。
お花をちぎったら、お花さんが痛いよと教えます。

 

 

自分のしたことで相手に
どのような影響を与えるかを
予測させて行動すること
を教え込まれるのが日本の教育なのです。

 

 

ですから、日本人は社会に出ると、
周囲の行動を読み取り
適切な行動の仕方と従順な態度をとると
言う事にはたけており、それが、大人しくて
意志をはっきりと言わないと取られてしまう
所以なのです。

 

 

海外のしつけとは

それに比べると海外のしつけでは
自分は自分という個性を大事にされて育つ為、
ものごころついてから
自然に自分と他人とは違うという認識を持ち始めます。

 

 

自分がいるから周囲にどんな影響を与えるのか
という事を知り、
自分の行動によって周囲に影響が
どれだけあるのかを知り、
それをコントロールして
自己主張がきちんとできるように育てていきます。

 

 

日本とは全く違う教育の仕方ですが、
どちらがより素晴らしいのかは
判断できるものではないですよね。

 

 

他の国はどうでしょうか。
国別の教育方法の違いを見ていきましょう。

 

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国別のしつけの特徴と教育方針

次に国別のしつけの特徴と教育方針について
まとめてみます

 

 

日本のしつけの特徴と教育方針

日本人は輪から外されると言う事を嫌い、
一番小さな輪である家族というコミュニティーの中で
親のいう事を聞かなかった場合、
「家から出て行きなさい」と罰を与える事が有ります。

 

 

又、公共の場で騒ぐ事は恥ずかしい事であり、
社会の中で他の人と馴染んで
生活できない事を恥じとして、
周囲と同調させようと教育するのです。

 

 

アメリカのしつけの特徴と教育方針

アメリカは全く逆の躾で、
親のいう事を聞かなかった場合は、
タイムアウト制として
外出禁止にして外へでる自由を奪い
部屋へ閉じ込め何もさせないというのを罰としているのです。

 

 

ただ反省させるだけではなく、
自分の考えをきちんとその後に述べさせて
自分の行動に責任を持たせるのです。

 

 

公共の場でも、だだをこねて騒いだとしても、
騒がせておくのがしつけで、
落ち着くまで待って自分が行動した事で
どんな影響があったのかを
後に自分でかんがえさせるそうです。

 

 

服装や髪型等、とにかく自分のことは
自分で決めるというのが当たり前で
お金の管理も小さいころからさせるそうです。

 

 

ある程度まとまったお金をあげて管理をさせ
足りなくなっても期日にならないとぜったいに
あげないし、足りなくなると、近所の犬の散歩
や庭の芝刈り等をするとお小遣いがもらえる為
奉仕をして小遣いをもらうそうです。

 

 

日本ではありえない事ですよね。

 

 

又、親が中心の生活をするため、
親が出かける時は家にシッターを呼び、
シッターが面倒みるのは当たりまだとか。
シッターとのトラブルは絶えないそうですが、
親は親、子どもは子ども、そこははっきりしていますよね。

 

 

イギリスのしつけの特徴と教育方針

この国でも、生後3カ月で添い寝はやめるようです。

 

 

理由として夫婦関係が損なわれる、
とか子どもの自立を妨げるとか、あるいは
近親相姦をおもわせるので嫌なのだそうです。

 

 

教育もとても厳しく、
子どもを自立させるために礼儀を重んじられます。

 

 

目上の人を敬う・挨拶をきちんとする・
お礼や謝罪はきちんとする。
といったようなしつけは小学生のうちからとても厳しくされるそうです。

 

 

学校のルールとしてとても細かく
取り決めがされており、
ルールを破った生徒に対して罰則カードが
作られて一貫した罰則が
設けられているのだとか。
ルールに基づき徹底した教育を施す
と言うところがこの国の特徴です。

 

 

フィンランドのしつけの特徴と教育方針

この国のしつけは一貫して子どもを叱りません。
ほめて育てると言う教育を徹底して行います。

 

 

子どもは国をあげてみんなで
育てるという国の方針から
大学卒業するまで全て学費が
無料となっており、
給食費用から学費まで全て国費で賄われるそうです。

 

 

この国は中貫一貫校で
16歳までは子どもを家に一人で留守番することすら
許されていません。
それを違反すると
親も社会的に罰せられます。

 

 

経済的にも余裕がある分子どもにも温かい目が
向けられるという訳ではないでしょうか。

 

 

実際に国が子どもをみんなで育てる
という風潮ですので、会社も子どがいる
家庭はよほどの事がない限り
4時とかには帰宅できるようなシステムになっているのだとか。

 

 

子どもとの距離感もとても密着したものなのです。

 

 

中国のしつけの特徴と教育方針

この国には基本しつけというのがなく、
子どもはまず、勉強を強いられます。

 

 

又、子どもがとても強い国で
大人が子どもに座席を譲ったり子どもが何をしても
褒められて重宝されます。

 

 

例えば、動物を虐待したとしても、
それは勇敢な事として
取り上げられたりするのだそうで
少し恐ろしい気もしますね。

 

 

又、レストランでウェイトレスさんが
料理を運んできてくれたりすると、
日本だと、たとえ仕事だとしても
有難うというのが礼儀だと教えますが、
この国では、それは仕事なのだから当たり前。
ですから有難うと言っては駄目だと教えるのだそうです。
それで感謝の心ははぐくまれるのでしょうか。と少し疑問に思います。

 

 

スイスのしつけの特徴と教育方針

この国では子育てにはとてもお金がかかります。
ですから、子どもを持つにはかなりの覚悟がいるようです。
又、子どもに対しての教育はすこぶる厳しく、
子どもが大人に反発することは
絶対に許されません。
そして、一度道を踏み外した子どもはたちまち
社会から抹殺されてしまうのです。

 

 

ですから道を踏み外す子どもは徹底して悪くなり、
成功する子どもと極端に運命が別れてしまうようです。

 

 

イタリアのしつけの特徴と教育方針

この国は、子どもに対して愛情たっぷりで、
常に可愛い可愛いとほめまくるそうです。

 

 

学校は勉強をするところ、
躾は家庭でする事と徹底されており
親と子どもの距離がとても日本並みに近いそうです。

 

 

家族想いで徹底して褒めまくる教育方針で
自己肯定の高い子どもが育つため
伸び伸びと楽天的に子どもが育つという訳です。

 

 

フランスのしつけの特徴と教育方針

赤ちゃんの時から一人で寝かせ、
部屋をベビーモニターでチェックして
必要以上に構わないそうです。

 

 

共働きの家庭が多いせいか
母乳をあまりあげずに育て、
おしゃぶりをさせている為、
幼稚園児になっても離せない子どもがいるのだとか。

 

 

この国は育児支援がとても行き届いているので、
ベビーシッターさんが色々と無料でしてくれるそうです。

 

 

大人が中心のこの国では、
大人と子どもは徹底して区別され、
小さいうちから子どもは自分のしたことに責任を持たされます。

 

 

普通日本なら、子どもが悪い事をすれば
大人が一緒に謝るという感じですが
フランスでは自分が悪かったことを
気づかせてどんな年齢でもきちんと
自分で謝って責任を取らせるのだそうです。

 

 

ドイツのしつけの特徴と教育方針

ドイツでは、赤ちゃんの時から
一人で寝る練習をさせ、
泣いてもすぐには抱っこしないということ推奨しています。

 

 

子どもに対して泣いていても時間にならないと
ミルクもあげないそうです。
教育も徹底しており、
小学校は4年生で卒業らしいのですが、
その間に進路をきめなければなりません。
一度決めた進路は変更する事ができず
小学生のうちに大学へ進学するかどうかを
決めなければならないそうなのです。

 

 

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海外のしつけと日本のしつけの徹底比較!! そのメリットデメリットから学ぶ教育方針とは? まとめ

国ごとにそれぞれ色々な価値観や教育方針があり、
それは一長一短のような気もします。
いかがでしたでしょうか。

 

 

自立という観点においては、
小さいころから個々の人間として責任を持たせて
育てる事は素晴らしいと思います。

 

 

しかし、私としては、やはり乳児幼児の間は
しっかりと大人が手をかけて愛情を注いで欲しいような気もします。

 

 

外国から学ばなければならない
教育も有るとは思いますが
日本人の自制心を養う教育は社会で
生きていく上ではとても大切な事だと思います。

 

 

良いところは学びつつ、柔軟な考え方をしていけばよいのではないでしょうか。

 

 

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