暖房はゴキブリを繁殖させる？その関係性と対応策について

生活

2018.02.19

強い繁殖力と不快な見た目、素早い動きが厄介な
害虫といえば、ご存知ゴキブリです。

家具や家電の隙間など、あらゆるところに潜む
彼らは、果たして暖房で繁殖するのでしょうか。

ゴキブリの繁殖と暖房の、関係性を
調べて見ました。

超有名な害虫・ゴキブリ

黒光りしていて、長い触角を持ち、
カサカサと素早く床や壁、天井を
所構わず動き回る厄介な害虫。

誰もがこれらの特徴から、
ゴキブリを連想するのではないでしょうか？

我々の日常生活の裏に潜み、
時折姿を現しては、人々を不快にさせる
嫌な虫です。

なかなか得意という方は少なく、
ゴキブリ駆除の道具や薬品も
数多く存在します。

ですが、ゴキブリは非常に強い生命力と、
高い繁殖能力を持っていることから、
なかなか完璧に駆除するのは難しいですよね。

そんな嫌な虫ですが、実は「暖房」と
ゴキブリの繁殖には、ある関連性があったことを
ご存知でしょうか？

厄介なゴキブリにとって、
暖房は一体、どのような効果をもたらすのでしょう？

暖房とゴキブリの関係性について、
調べてみました！

ゴキブリと暖房の関係性とは？

ゴキブリというと、どちらかというと
暑い時期に活発に活動する、というイメージを
持たれてはいませんか？

そのため、夏に比べて冬の時期なんかは、
ほとんど姿を見ませんよね。

では、冬はゴキブリは消えてしまったのか、
というとそうでもないのです。

実はゴキブリは最低気温が１５度を下回ると、
活動を停止するという特性があるのです。

このため、寒くなってくると徐々に
動きが鈍っていき、活発に活動せず
どこかに隠れて冬を越します。

こう聞くと、やはり冬にゴキブリは動かない、
と少し安心してしまいますよね。

しかし、寒さが本格的になってくると、
辛くなるのはゴキブリだけでなく、
我々人間も同じです。

１１月くらいになると、どこのご家庭でも
室温の低さに耐えきれず、
暖房を動かし始めるのではないでしょうか。

暖房だけならまだしも、ここに加湿器や
ホットカーペットなども加わると、
どうなるのでしょう。

室温は常に温かく保たれ、適度な湿気もあり、
室内でありながら、実に過ごしやすい
環境が出来上がります。

そうすると、１５度以下で活動停止していた
ゴキブリ達は、温かくなった部屋で
目を覚まし、再び活動を再開するのです。

我々が快適に過ごすために使っていた暖房が、
知らず知らずのうちに、ゴキブリの活動を助け、
彼らが繁殖するための環境づくりを
してしまっていたのです！

ゴキブリの繁殖を防ぐには

例年、冬の気温もどんどんと寒くなってきており、
なかなか冬を暖房無しで乗り切るのは、
難しいですよね。

部屋を暖かく保った上で、
どうすれば、ゴキブリの繁殖を
防ぐことができるのでしょう？

このカギを握るのは、ホコリなどのゴミを
どれだけ綺麗にしているか、ということ。

暖房が解禁されると、
基本的には部屋を締め切るため、
どうしても換気ができず
ゴミやホコリがたまりやすくなります。

このゴミや埃の中に潜む、
ダニの死骸などをゴキブリは食べて、
繁殖していくんです。

なんでも食べる虫、というのは有名ですが、
なんとゴミそのものまで
食糧にしてしまうそうなんです。

抜けた髪の毛や皮膚組織すら餌にしてしまうので、
とにかく家具、家電の隙間を
清潔に保つことが重要です。

特にキッチン周りは、
冷蔵庫や電子レンジの裏など、
掃除の手が行き届かない部分が、
多数存在します。

暖房を解禁する前に、
一度大掃除で各箇所を清潔にし、
以降も定期的に掃除を行うことで
ゴキブリの餌となるゴミを排除してしまいましょう。

また、万が一ゴキブリを目撃した場合は、
目撃箇所の近辺に、
しばらく物をおかないようにするのも
効果的。

もちろん、市販されている駆除薬品などを
併用すると、より効果的です。