弁財天とは、何の神様なのか?そのルーツと弁財天を祀る神社を調べてみました!

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福をもたらす神様として有名な「七福神」。その中でも唯一女性の神様である弁財天ですが実際、何に関する神様なんでしょうか。その成り立ちやご利益について、解説します。

 

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弁財天の成り立ちってご存知ですか?

弁財天様は仏教において「天部」と呼ばれる天界の住人のようです。私は日本古来の神様だと思っていたのですが、実は元々はヒンドゥー教の女神様だったんです!

 

本来の名前は、サラスヴァティ—。”弁財天”という名前には似ても似つかぬという感じですね。

 

では、なぜヒンドゥー教の女神様が日本へいらっしゃったのか?

 

それは、神道と仏教を一つの信仰体系として再構成されたとされる「神仏習合」というのがあったようで、その影響により、弁財天様は神道に取り込まれたみたいです。

 

以降、今と同じ名前である”弁財天”という名前になり、様々な日本的変容を遂げたようです。

 

本来、仏教の神様はお寺に。そして神道の神様は神社に祀られるものなのですが、この神仏習合の影響で、弁財天様はお寺にも、神社にも、両方に存在する神様となりました。

 

すごいですよね。まさに神様のハイブリッドのようなお方になるわけです。

 

どうでしょうか?
これが弁財天様の成り立ちのようです。

 

私も調べるまでは全然知らなかったですが、まさか本来はヒンドゥー教の女神様だった。というのが驚きでしたね。

 

では、成り立ちはわかったのですが、この弁財天様は何を司っているのか?ご存知ですか?

 

次は弁財天様が何を司っているのか?これについて調べてきたので、引き続き読んでみてくださいね!

 

 

弁財天は何を司っているのか?

弁財天様と言えば、まっさきに「七福神」の一員というイメージを抱かれている方も多いのではないでしょうか?

 

琵琶を携えた女性、という姿で描かれる弁財天様ですが、実は「福」の神様である以外にも、様々なものを司る女神様として、昔から祀られてきたんです。

 

元々は「」を司る神様だったことから、水田の側に像が作られたりと、農家からの信仰も厚い神様でした。

 

また「水がさらさらと流れる」というところから「音楽」や「弁舌」の神様としても信仰されていたようです。

 

そもそも、女性の神様ということから、女性の霊を慰めるという意味で、祀られることも。実は”サラスヴァティ—”と呼ばれている頃は必ずしも琵琶を持っていたわけではなく、数珠や水瓶や花、小太鼓など様々な道具を持ってました。

 

彼女が司っている様々な力の、どれに焦点を当てるかで、造られた像が違った、というわけです。

 

更に”弁財天”という名前も、はじめはどうやら”弁才天”という表記だったようですね。

 

歴史の流れの中で「財」を司る神様・吉祥天(仏教での名前は”ヴァーチェ”)の性格を吸収したことで、現在の”弁財天”と名前が変化し、商売繁盛などのご利益を持つ神様として、広く知られるようになりました。

 

「福」をもたらす女神様、というだけでなく、調べてみると実に多くの力を司っている、ということが分かります。

 

インドから日本に渡ってきただけでなく、別の神様の力も吸収していたというのも、一つ驚きでした。

 

様々な面で人々に愛されてきた女神様ですが、そんな彼女が、一体何故「七福神」の一員になったのでしょうか?

 

ここからは、いよいよ「七福神」になった経緯について、を解説していきます!

 

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知恵財宝、愛嬌縁結びの神として、弁財天は七福神へ

「七福神」と言えば、真っ先に思い浮かぶのは、「船に乗った、七人の福の神様」という構図ですよね。

 

それぞれが様々な力を司り、人々に幸せを運んでくる、という「七福神」ですが、そもそもこの信仰が始まったのは、いつ頃だったのでしょう?

 

元々「七福神」が進行されるようになったのは、室町時代の末期頃。実は最初は七人の神様はおらず「大黒天」が台所の神様として祀られたことが、発端のようです。

 

身近なものに神様が宿るという、日本古来の「八百万の神々」という考え方が、当時の庶民性に合致し、一気に広まったんだとか。

 

日々の生活の中で使う場所や道具にも「神様」が宿っている、という考え方は確かに面白い考え方ですよね。

 

農民、漁民の信仰として成長していく中で仁王経に説かれている経文である「七難即滅 七副即生」という一節が、取り入れられることとなります。

 

これは「あまたの災難はたちまち消滅し、多くの福徳に転ずる」という意味。

 

つまり「災い転じて福となす」という考えです。

 

これによって、様々な神様を集め「人々に福をもたらす存在」として、我々の良く知る「七福神」が、人々に知れ渡っていくこととなったわけです。そして、様々な力を持つ弁財天も、この七人の一人として選ばれ、人々に財や縁を与える女神として、より広く人々に知れ渡ることとなりました。

 

どうでしょうか?

 

仏教や神道には詳しくなくとも、「福をもたらす神様」という風に呼ぶだけで、随分と親近感がわいてくるのではないでしょうか。

 

人々が日々生活を送る場面で、ご利益をもたらしてくれる神様ということで、当時の人々にも親しみをもって「七福神」は受け入れられたのかもしれませんね。

 

弁財天様の持つ「財」や「縁」のご利益も、まさに我々が日常生活で自然と欲しているものですので、古くから彼女が祀られてきたのも、納得です。

 

では、そんな弁財天様をお参りするには、どこへ行けばいいのでしょうか?

 

日本各地の有名な「弁財天を祀る神社」を調べてきましたので、そちらを紹介していきましょう!

 

各地に祀られる弁財天を紹介!ぜひ行って見ては?

「七福神」の一員としてすっかりお馴染みになった弁財天様ですが、今もなお、弁財天様を進行するためのお社は、各地に残っています。

 

なかでも有名なのは「日本三大弁天」と呼ばれる、三つの代表的な神社です。

 

弁財天様といえばここ、と言われるほど有名な三つの名所ですね。

 

まずは、滋賀県・竹生島にある「宝厳寺・竹生島神社」。

 

首都に近いところでは神奈川県・江の島にある「江島神社」。

 

そして広島県・厳島に存在する「厳島神社」の三箇所です。

 

弁財天様が「水」を司る神様ということで、どれも海に囲まれた島に建っているのです。

 

商売繁盛や縁結びのお参りのため、現代でも多くの人々が参拝し、弁財天様のご利益を授かっています。

 

この中でも特別なのは竹生島神社。

 

年に一度、三大弁天を祀る「三社弁才天祭」というお祭りが行われていて、各地の弁天様の分霊が集まることから、なんと全ての弁天様を一度に参拝することができます。

 

これだけでなく、大小さまざまな神社が各地にあることから、やはり弁天様は今もなお、福をもたらす神様として、人々に親しまれているようです。芸能や商売、恋愛などで悩んだときは、是非、各地の弁財天様を訪れて、お力を頂いてみては、いかがでしょうか。

 

古来から存在する女神様によって「福」をいただくことができるかもしれません!

 

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弁財天とは、何の神様なのか?そのルーツと弁財天を祀る神社を調べてみました! まとめ

いかがだったでしょうか?

 

七福神で唯一の女性の神様・弁財天様ですが、紐解いていくと様々な経緯を経て、現在の「福の神」としての姿になったことが分かりました。

 

インドからはるばる日本にやってきて、人々の生活の中で様々な変容を遂げたのは、壮大な歴史ですね。七福神の一員、ということだけでなく、彼女が持つ様々な一面を知ることができました。

 

農業、音楽などの芸術、弁論、商売、そして縁結び。弁財天様のご利益が役立つ場面は多岐に渡ります。

 

人々の生活に密接な神様であることから、今もなお愛され続けている理由が、分かる気がします。

 

是非、これを機に、各地に祀られている弁天様をお参りし、ご利益をあずかってみてはいかがでしょう!

 

弁財天様に関する関連記事の紹介です!

 

こちらの記事でも弁財天について書いていますので、併せて読まれてみてください!

 

“https://happy-familylife.com/archives/90”

 

こちらの記事では、ご利益について紹介しています。

また大黒様についても書きました。

 

“https://happy-familylife.com/archives/979”

 

 

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