入梅とは?入梅の意味、読み方 入梅いわしって何?入梅の候とは?

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入梅」聞いたことありますか?耳にしたことはあっても、自分では使ったことがないという人の方が多いかもしれませんね。そこで、「入梅」に関する疑問アレコレについてです。

 

あなたも「入梅」に詳しくなれますよ!

 

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入梅とは?入梅の意味、読み方

入梅」は「にゅうばい」と読みます。読んで字のごとく、意味は『梅雨入り』です。確かに「梅雨入り」とは言っても「入梅だ」という人はあまりいないかもしれませんね。

 

でも、お年寄りには今現在も使う言葉。日常会話の中で使うことが失われつつある言葉かもしれませんね。

 

でも、この入梅=梅雨入りとしている件ですが、梅雨入りは気象庁が「梅雨入りしました!」と発表して成立。しかし辞書で入梅を調べると「太陽の黄経が80度に達し、暦の上では現在の6月10日ごろ」とあります。

 

そして、東日本では梅雨そのもののことを「入梅」と言う地域もあります。この場合、方言的な使われ方ですね。

 

そして、この梅雨。日本独特の気象現象だと思っている人が多いようですが、違うのです。今や国内旅行よりもお手軽になった韓国や台湾、中国、そして北朝鮮にも梅雨があるのです。梅雨から逃げて海外旅行!と思ってこれらの国(北朝鮮を除く)へ逃亡を図っても同じ目に遭うのでお気を付けくださいね。

 

入梅いわしって何?

入梅いわしをご存じですか?はじめましての人もいるかもしれませんね。

 

いわしは庶民にとってかなり身近な魚ですよね。安くて美味しくて栄養も豊富!いわしを食べたことがない日本人は居ないのではないでしょうか。

 

入梅イワシとは、入梅の時期に国内有数の大型漁港銚子港で水揚げされるいわしのことなのです。いわしは日本中で獲れますが、6月~7月にかけて銚子で獲れるいわしは、1年のうちで脂の乗りが抜群!刺身にすると絶品!それが入梅いわしなのです。

 

いわしの栄養価の高さは周知のことでしょう。頭の働きをよくすると言われ脚光を浴び続けているDHAを始めとして、EPAと呼ばれる血中のコレステロールを下げる働きまで含まれています。つまり、どの年代にとっても嬉しい成分が含まれているというわけです。

 

入梅いわしの獲れる銚子では、いわし料理が豊富です。定番の塩焼き、港町ならではの刺身は勿論のこと、なめろうにつみれ汁、かば焼き、さんが焼き、卯の花漬け・・・それはそれは入梅いわしを贅沢に使った料理が盛りだくさんです。

 

入梅いわしの獲れる時期になると、銚子では「入梅いわしまつり」が開催されます。いろいろなお店が集まって美味しい匂いの漂うお祭りですが、全店共通メニューとして提供されているのが「入梅いわしおまかせ御膳」2500円也。入梅いわしを思う存分堪能しに行ってみませんか?

 

ちなみに、この「入梅いわしまつり」は銚子うめぇもん研究会に加入している6店舗で行っています。2019年の概要はまだ発表されていませんが、例年通りであれば6月15日~7月31日に開催されます。旅行の計画に組み込むのもいいのでは?!

 

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入梅の候とは?

かしこまった手紙を書こうとすると、まず書き始めで手が止まったりしませんか?そうです、時候の挨拶です。大人のたしなみとして、カッコよく決めたいものの、普段使うものではないのでぱっと頭に浮かんできませんよね。

 

入梅の時期によく使われるのが『入梅の候』です。にゅうばいのこう、と読みます。意味としては「梅雨の季節になりましたね」という感じです。時候の挨拶と言えばこの『候』が使われますよね。「~で候(そうろう)」と言えば、それは丁寧語。「~でございます」という形になります。

 

時候の挨拶は、日本ならではの美しい書き出しですよね。面倒に思われがちですが、そこには四季折々の言葉が使われています。

 

<月別 時候の挨拶>

1月 初春の候、新春の候、厳冬の候、厳寒の候、頌春の候
2月 立春の候、春寒の候、余寒の候、残雪の候、梅鶯の候
3月 早春の候、春分の候、浅春の候、軽暖の候、仰梅の候
4月 春暖の候、陽春の候、仲春の候、春和の候、桜花の候
5月 新緑の候、薫風の候、立夏の候、晩春の候、新茶の候
6月 向夏の候、入梅の候、梅雨の候、初夏の候、長雨の候
7月 盛夏の候、酷暑の候、猛暑の候、炎暑の候、酷夏の候
8月 残暑の候、晩夏の候、立秋の候、晩暑の候、秋暑の候
9月 初秋の候、新秋の候、秋冷の候、新涼の候、名月の候
10月仲秋の候、秋涼の候、紅葉の候、錦秋の候、朝寒の候
11月晩秋の候、向寒の候、涼冷の候、夜寒の候、落葉の候
12月初冬の候、師走の候、寒冷の候、冬至の候、初氷の候

 

このように、目の前のその景色が広がるような言葉が使われています。季節を感じられる挨拶って素敵ですね。

 

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入梅とは?入梅の意味、読み方 入梅いわしって何?入梅の候とは? まとめ

いかがでしたでしょうか。入梅にまつわるあれこれ、知らないことがあるものですよね。梅雨というと、じめじめして洗濯物は乾かないし、せっかくセットした髪は崩れるし、とにかく何もかもが鬱陶しい!と思うものです。でも、見方を変えるととっても風情のある季節ですよね。

 

四季の有る日本にせっかく生まれたのですから、梅雨独特の挨拶を取り入れたり、その時期に獲れる旬の食材を堪能したり、梅雨をいい意味で満喫したいものですよね。

 

何事もものは考えようです。梅雨で嫌な事ばっかり!と思えば梅雨を嫌いになるでしょうし、梅雨だから美味しいものが増える!と思えば梅雨を嫌う気持ちが薄らぎませんか?

 

時候の挨拶も、これまでカジュアルな手紙しか書いてこなかった人に是非使ってほしいですね。ちょっとだけ背伸びして、季節を感じる素敵な手紙。貰った人もきっと喜ぶことでしょう。

 

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