デンマークの生活スタイル「ヒュッゲ」の意味とは？

生活

2018.02.25

デンマークで「ヒュッゲ」と呼ばれている
生活スタイルが、いま欧米で
ブームとなっています。

いずれ日本にも到来すると予測されている
このヒュッゲですが、
一体どういう意味なのでしょう。

デンマークの生活スタイルと、
その意味についてご紹介します。

新たなブームを起こしつつある「ヒュッゲ」

皆さんは「ヒュッゲ」という言葉を
お聞きしたことはありますでしょうか？

英国や米国のライフスタイル業界で今、
新たなブームを起こしつつある、
生活スタイルのことなんです。

元々はデンマークで取り入れられていた
生活スタイルだったそうで、
デンマーク以外の国でも
「ヒュッゲを見習おう」という動きが
徐々に現れているんだとか。

いずれ日本にも到来すると言われている、
このヒュッゲですが、
具体的にはどういった意味が
込められているんでしょう？

欧米でブームとなっている、
ヒュッゲの内容について調べてみました！

ヒュッゲとは、元々デンマーク語で
「居心地がいい時間や空間」を
意味するんだそうです。

音を立てる暖炉を囲みながら、
手編みの靴下やセーターを着込み、
友人や家族らと語り合ったり、
コーヒーやお菓子を楽しむ。

そういったゆったりとした生活スタイルが、
デンマークでは「ヒュッゲ」と
呼ばれているようですね。

こうして文字で読んだだけでも、
居心地が良く、のんびりした
生活スタイルだということが、
伝わってきませんか？

デンマークの人々は、このヒュッゲを
非常に重視し、日々の生活に
取り入れているんだそうです。

心に余裕を持ち、心まで温かくなれる
生活スタイル・ヒュッゲですが、
これがなぜ人々に受けているのでしょう？

元々、デンマークは北欧特有の「夜が長く、寒い」
という特徴を持っており、
必然的にデンマークの方々は多くの時間を
家の中で過ごすことになります。

このため、日々の暮らしの中で
「いかに心が休まる生活を送るか」
ということを磨き上げてきたんだそうです。

デンマークの方々にとって「幸せ」とは
お金があることや贅沢をすることではなく、
少しでも心地よく過ごそうとする、
「前向きな気持ち」を持つ、
ということなんだそうです。

どうでしょう？

この「ヒュッゲの精神」は、
日々忙しく働き、お金を稼ぐことに必死な、
現代社会の生き方とは真逆に見えてきませんか？

日々の生活の中で、
知らず知らずのうちに失ってしまった
「心の豊かさ」を再認識させてくれることから、
欧米の人々はこのヒュッゲに
惹きつけられているようです。

事実、寒く暗い時間が多いデンマークは、
それでも世界の「幸福度ランキング」で
１位を叩き出していることから、
デンマークの人達が大事にする
ヒュッゲの重要さがわかる気がしますね。

一見するとヒュッゲは現代社会から
逆行したライフスタイルにも見えますが、
現代人がついつい忘れがちな
「心の豊かさ」を思い出させてくれる、
重要な考え方のようですね。

お金をかけなくとも、
過ごしやすい空間でのんびりと、
ゆったりと暮らすそのスタイルは、
ブームになるのも分かる気がします。

もし日本でこのヒュッゲに火がつけば、
我々の忙しい日々も、もしかしたら
大きく変わることになるかもしれません。

また、ブームに限らず、
ヒュッゲが持つ「心の豊かさ」を
日々の生活スタイルに少しでも取り入れることで
いつもより幸せに満ちた、いきいきとした日々を
過ごせるかもしれませんね。

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