2003年に映画「ファインディング・ニモ」で一躍脚光を浴びるようになり、その愛らしさから今も人気のカクレクマノミ。魚に限らず、ペットを飼うと誰しもが一度は頭によぎるのが「繁殖」ですよね。
生き物を扱う以上、命を簡単に扱うのは御法度!正しい知識のもと、可愛いカクレクマノミの繁殖を成功させましょう!
カクレクマノミの飼い方と繁殖方法とは?
見た目鮮やかなカクレクマノミは、たくさん泳がせると水槽が華やかになりますよね。そのためにも上手く育てて繁殖させたいと思う飼い主さんが多いです。
はじめにカクレクマノミの繁殖ですが、カクレクマノミにはオス・メスの区別がありません。そして、水槽に何匹飼っていようとも、最も体が大きい個体が「メス」となり、次に大きな個体が「オス」となり、この2匹が繁殖活動を行うのです。残ったカクレクマノミたちはオスでもメスでもなく繁殖活動をしないのです。
とても不思議で神秘的なこの繁殖。カクレクマノミの人気が高い要因のひとつかもしれませんね。
これを逆手に取ると、繁殖させたいなら水槽に2匹だけ飼うことです。必ずどちらかがオスで片方はメスになります。繁殖させやすさとしてイソギンチャクを入れておくことをおすすめします。
カクレクマノミの繁殖は個人でも出来るのか?
カクレクマノミの繁殖は、飼育道具さえ揃っていれば個人でもじゅうぶん可能です。飼い始めるときは以下のものを揃えておきましょう。
*水槽
稚魚のことを考えると、小さめの水槽のほうが餌を見つけやすいです。
*エアポンプ、エアストーン
酸素供給のためにもエアポンプは必要です。気をつけなければいけないのはエアポンプによる水流です。水流が起こらないように気をつけましょう。
*ヒーター
日本では沖縄や奄美大島付近で生息していることからもお分かりかと思いますが、カクレクマノミは南の暖かい気候の地域で生息する魚です。そのため、稚魚は水温を一定に保った中で育てなければいけません。
*稚魚用の餌
カクレクマノミの稚魚に与える餌としてポピュラーなのが「ワムシ」です。汽水産のプランクトンで、海洋生物の稚魚全般の餌として用いられています。
これらを踏まえ、個人繁殖に臨みましょう。
カクレクマノミの寿命はどれくらいあるのか?
ペットは飼育状態によって自然界で育つ個体とは差が出ます。水槽で飼育されているカクレクマノミは、一般的に10年前後、長生きする個体は20年も生きると言われています。
世話を怠ると短命になりますし、かといって手をかけすぎてもいけません。カクレクマノミが穏やかに過ごせる環境を作ってあげることが長寿に繋がるようですね。くれぐれも自分の思いだけで飼育方法を決めないようにしましょう。
カクレクマノミには性転換ってあるのか?
先に話した通り、群れで最も大きい体を持つ個体がメスで二番手がオス。つまり、最も大きい体を持った個体が亡くなったり居なくなってしまった場合、二番手のオスがメスへと昇格するのです。
そしてオスでもメスでもなかった三番手がオスへ昇格です。そしてまた・・・と続いていくのですが、繁殖できるカップルは常に1組だけとなります。
このように、群れの状態によって体の大きい個体は性転換を繰り返す場合があるのです。
カクレクマノミの繁殖方法とは?個人でも出来る?寿命や性転換ってあるの? まとめ
いかがでしたか?不思議が詰まったカクレクマノミの生態に興味が湧いた人もいるのでは?!
種族を耐えさせないために性転換をしながら繁殖を繰り返すカクレクマノミ。あなたもその神秘に触れてみませんか?
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