ペットを飼い始めて最初の冬は室温などに気をつかうものです。適温がわからないと体調が悪くなってしっまい、気付けば手遅れなんてことになりかねませんよね。
カエル飼育の場合、保温はどのようにすればいいのでしょう。飼育環境を整えて、元気に冬を越させてあげたいですね。
カエルの飼育方法 ヒーターでの保温は必要?
カエルは冬眠する生き物です。しかしそれは自然界でのこと。自然界で冬眠する小動物全般に言えますが、人工飼育の場合冬眠しなくても越冬します。逆に、無理に冬眠状態に持っていこうとしても、どうしても自然界と同じような状態にできず失敗することが多いのです。
人工飼育の場合、人間の暑さ・寒さとカエルの暑さ・寒さは違います。管理で重要なのは自分の感じ方ではなく、カエルにとっての適温で、マメな温度チェックが必要になるわけです。
冬眠させずに冬を越すためには、夏と同等の環境を作ってあげることが必要になります。適温は20℃~27℃で、そのためにはパネルヒーターが必要になるわけです。
水槽や飼育ケースに合ったサイズのパネルヒーターを使えばいいのですが、置き場所によって暑すぎたりすることもあります。その場合は小さめのパネルヒーターを使う、また逆に寒い場所に置いている場合は更に暖気が漏れないようにするなどの対策が必要となってきます。
カエルの飼育方法 植物は置いた方が良い?
カエル飼育で植物を置くのは「光」の取り込みに関係があるからです。見た目もインテリアとして素敵なので、あれこれ植物選びに迷うかもしれませんね。種類によってはあまり光を必要としないカエルもいますが、自然に近い環境作りをするにはやはり植物があったほうがいいのではないでしょうか。
一般的にカエル飼育に使われている植物はポトス、シダ、コケなどです。入手しやすく、ものによっては山で採取できたりしますよね。
ポトスとカエル飼育環境の相性はとても良く、初心者でも育てやすい点が人気で、飼育ケース内で簡単に水耕栽培ができます。湿度に強い植物でないと枯れたり腐ったりしますが、その点ポトスはとても丈夫!
しかもつる性なので高さを作ることも出来ますし、形を整えるためにバンバン切っていっても大丈夫!カエルが隠れる場所作りとしても役立ちますね。
同じようにシダ植物も特別な手入れを必要とせず、初心者でも扱いやすい植物です。慣れてきたらこだわりの植物を足していけばいいいいので、まずは簡単な植物から始めてみましょう。やっているうちに、自分の好きなデザインにしたくなるものです。
カエルの飼育方法 土や床材はどうしたら良いの?
水辺に居る印象のカエルですが、一旦陸に上がったカエルの生活は陸上のみになり、水の多いところでは溺死してしまうのです。よって、飼育の際も床材が必要になります。
そして、「水辺」の印象通り、飼育ケース内に「陸」と「水」を分けて作ってあげます。ケースに水を張り、陸となる部分を作ってあげるのです。
床材としてはまず砂利を敷き、あわせて黒土や腐葉土、苔を使っていきます。陸部分で生活するのですが、この環境はとても湿気が多く、ケース内の掃除を怠っているとカビが生えてしまうので気をつけましょう。
特に苔の使用は、保水力も高く弾力があることからカエルの飼育にはおすすめの床材です。苔の状態でもケース内の湿度を見て取れるので、乾燥気味にならないよう苔もチェックしていけば失敗を防ぐことが出来るでしょう。
水苔はペットショップ以外に、ホームセンターでも簡単に手に入り、価格も150gで400円ほどと安価です。コスパ面からも水苔はおすすめできますね。
カエルの飼育方法 虫かごで飼育でも大丈夫?
カエルを飼育する際、ケースとして思い浮かぶのは水槽ですが、蓋の付いた虫かごでも充分飼育できます。大事なのは湿気を保つことです。そして本体と蓋の間に隙間が出来ないよう気をつけなければいけません。
虫かごは水槽と違い蓋が簡単に外れてしまうタイプのものがあるので、蓋が簡単に外れないような工夫も物によっては必要となりますね。
ケース内のレイアウトや床材に関しては水槽と同等になります。ただし、虫かごを使うとなると小さい居住空間になりますよね。水や陸部分が不足しないようにしなければいけません。
幅が足りないのであれば、陸部分に高さを作ってあげましょう。流木や太めの枝を斜めに渡してあげるだけでも、カエルの生活スペースは増えます。木(枝)と植物の組み合わせ次第で、流行のテラリウムを作り上げることが出来、生活空間により癒しをもたらしてくれるかもしれませんね。
飼育ケースが小さければ小さいほど、空間利用を工夫してあげるとカエルにとっても快適な空間になるでしょう。
カエルの飼育方法 ヒーターでの保温は必要?植物は置いた方が良い?土や床材はどうしたら良いの? まとめ
野生にも生息することで、ペットとして手を付けやすいカエルですが、意外にも温度管理に神経を使います。でも、それは最初のうちだけ!温度管理することが日常になってしまえば、「わざわざやっている」という感覚は薄れるはずです。
飼育環境と餌の確保さえできれば、ペットはいつからでも飼い始めることが出来ます。蛙のためには冬場のヒーターが必要となってくるように、それぞれのペットに合わせた快適環境を整えてあげて、季節ごとの温度管理と食欲に気を配りながら可愛がってあげてくださいね。
ブログランキングに参加しています。応援いつもありがとうございます!
コメント