動物の感染病はニュースでも取り上げられるほど重大な事案です。なかには人間への感染が疑われるような病気もあり、そうなると日本中がパニックに!
日本中の水辺や川で繁殖し、家庭によっては庭にも出没するカエルは、人間に感染する病気を持っているのでしょうか?!
カエルの病気が人間に感染する事はあるのか?
カエルは両生類。両生類の「病気」は人間には感染しません。しかし、カエルの持つサルモネラ菌が人間へ感染する症例は多数寄せられています。
サルモネラ菌に感染すると、胃腸炎や菌血症を引き起こしたりしますが、重症化すると心筋炎や心膜炎、または髄膜炎までも引き起こし、命にかかわることもあるのです。
また、カエルの皮膚にはアメーバや寄生虫が!子供の体内に入り込むと、肝臓障害を引き起こすこともあるので要注意です。
カエルが病気になった時の症状とは?
カエルを飼育している場合、カエルの体調管理は飼い主の役目ですよね。
まずは、目に見える部分は目視で毎日体を観察しなくてはいけません。皮膚の異常や急激に食欲が落ちるなど症状が現れたら病気を疑わなくてはいけませんね。
小動物の場合、病気の進行が極めて早い場合があり、「あれ?」と思った時には手遅れということもしばしばです。そのため、いかに早く気付いてあげられるか、そしてすぐに病院へ連れて行ってあげられるかにかかっています。
特にカエルの場合、病気にかかると見た目にも異常がわかりやすいので、餌を与える際に全身を見てあげる癖をつけておくと安心ですね。
カエルのお腹の病気やツボカビとは?
カエルの病気として代表的なのが「カエルツボカビ病」です。
*カエルツボカビとは
ツボカビの一種一属。両生類にとっては致命的となる感染症を引き起こす。
カエルツボカビが、カエルの体表に付着・寄生・繁殖すると、カエルは皮膚呼吸ができなくなってしまい死に至ることも。
人間には感染しませんが、これまでに南北アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドで確認されている病気です。
カエルツボカビ病の症例は、体を縮める、口を開けている、食欲がなくなるといった、気付けるものもありますが、普段からよく観察していなければ素人判断は難しいかもしれません。
カエルの病気では、「細菌感染症」も有名です。「レッドレッグ」とも呼ばれ、四肢やお腹が赤くただれてしまう病気です。お腹に水が溜まってしまうので、見た目にもお腹が腫れているのがわかります。
原因はストレスや不衛生な環境。また細菌感染から引き起こされる場合もあります。感染するため、複数の個体を飼育している場合は速やかに別のケースに移してあげましょう。
カエルの病気が人間に感染する事はあるのか?注意するべき症状やお腹の病気とは? まとめ
カエルの病気は人間には感染しないものの、カエルが持つ細菌は要注意です。動物全般に言えますが、それぞれに有害な細菌を持っている可能性があることを頭に入れておかなくてはいけませんね。
子供に動物とのふれあいを大切にするのはとても素晴らしいことですが、触れ合った後のケアを忘れないようにしてくださいね。
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