同じ糖分を摂取するのであっても、できれば体に良い方がいいですよね。
てんさい糖は、てんさいという植物からできている砂糖で、オリゴ糖は母乳中のビフィズス増殖因子と呼ばれていたものが、オリゴ糖と呼ばれるようになりました。
成分の含有量やお料理や、お菓子作りにはどちらの方が向いているのか知りたいところだと思います。
では今回は、てんさい糖とオリゴ糖のどちらが体に良いのかを検証してみたいと思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
てんさい糖はどんな砂糖？オリゴ糖はどんなもの？違いを説明！
てんさいは、主に日本では北海道で生産されている大根のような植物で、齧るとほんのり甘みがあります。
これを煮詰めて、精製して行くのですが、茶色くなった蜜の部分がてんさい糖となります。
普通の砂糖に比べると、栄養分もあり、また甘みも抑えめなので、甘すぎるものが苦手な方でも口にすることができるでしょう。
では、一方のオリゴ糖はどういうものなのでしょうか。
100年以上昔から、母乳で育てられた赤ちゃんの方が、人口のミルクで育てられた赤ちゃんよりも体が健康だということが知られていました。
1899年には、パスツール研究所のティシエという人によって、健康な赤ちゃんの便から、ビフィズス菌を分離したことをきっかけとして、腸内細菌の研究が進み、母乳中のビフィズス増殖因子をオリゴ糖と呼ぶことになりました。
人間の母乳の中には100mlあたり１.2グラムのオリゴ糖が含まれています。
作る時は、微生物を使って発酵させ、デンプン、砂糖、乳糖を原料として合成する方法などが取られます。
工業的な製法で作られるのがオリゴ糖です。
てんさい糖とオリゴ糖の栄養分の含有量は？どちらが体に良い？
てんさい糖には、実は天然のオリゴ糖が含まれているのをご存知でしたか？
また、天然のミネラルをたくさん含んでいるので、健康にとても良いです。
どのくらいオリゴ糖が含まれているのかというと、およそ５％ほど含まれています。
つまり、てんさい糖にはビフィズス菌を増やす効果があるということです。
では、オリゴ糖はどうでしょうか。実は、オリゴ糖は日本の食品成分表には記載されていません。
糖と付いているので砂糖の仲間かと思われそうですが、実際は食物繊維に近い成分です。
フラクトオリゴ糖は、バナナや玉ねぎにはだいたい0.3グラム含有されています。
とても微量なので、食品から摂取するのはあまり効果がないので、サプリメントで補う必要があると思います。
どちらの方が体に良いかといえば、腸内環境をよくしたいのならば、やはりオリゴ糖でしょう。食物繊維に近いので、腸内環境を良くしてくれます。
てんさい糖とオリゴ糖の違いとは？含有量など、どちらが良いのか？ まとめ
いかがでしたか？
今回はてんさい糖とオリゴ糖の違いについて説明致しました。
目的に沿って使い分けてみてくださいね！
てんさい糖と砂糖について、代用できるのか？分量など、詳しくこちらの記事で紹介しています。併せてご覧になってみてくださいね。
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