つるむらさきと金時草って似てますね。メジャーであまり知られてはいない2種の葉野菜ですが似てるようでもそれぞれ違いがありますよ。今回はこの2つの野菜の特徴について調べてみました。
つるむらさきと金時草は何科?
つるむらさきと金時草見た目もなんとなく似てますがその違いは何なのでしょう!
つるむらさき
つるむさきはツルムラサキ属のつる性植物で茎やつるが紫色になってます。東南アジア原産で暑さや湿度に強い野菜なので梅雨時期から夏を通してすくすく成長しますよ。
金時草
金時草はギヌラ属キク科の多年草でつるむらさきと似てこちらも熱帯アジア原産です。中国から九州の熊本市へと渡ってきたことから和名では「スイゼンジナ⇒水前寺菜」と呼ばれていますが、その後加賀野菜として知名度あげため金時草として世の中に知れ渡りました。
また愛知県では式部草、沖縄でははんだまとも呼ばれています。土地柄で呼び名が違うのも珍しいメジャーな葉野菜です。
つるむらさきと金時草の色は?
ではつるむらさきと金時草の色の違いも見てみましょう!
つるむらさきの色は?
つるむらさきには紫色と緑色の2種類ありそれぞれ緑茎種と紫茎種と呼ばれています。スーパーなどでよく見かけるのは味のいい緑色の緑茎種ですね。ですが、紫茎種もつるを活かして料理の色味や観賞用として栽培されていますよ。
金時草の色は?
金時草は表は緑、裏は赤紫と葉の色が違う珍しい野菜です。先がとがっていているものなかなかユニークですね。つるむらさきと同じようにゆでるとぬめりがでますよ。
つるむらさきと金時草はどんな草?
同じ紫色をもつつるむらさきと金時草その特徴も気になりますね。
つるむらさきの特徴
つるむらさきは緑黄色野菜でも群を抜いて栄養価の高い葉野菜でβカロテン、ビタミンC、カリウム、鉄分が豊富です。カルシウムはホウレンソウの4倍ともいわれていますよ。
お浸しや炒め物などオールマイティでどんな料理にも合うのですが、ゆでるとぬめりと独特な臭みが出るためそのクセのある味で好き嫌いがわかれる食材でもあります
金時草の特徴
金時草も栄養価の高い緑黄色野菜でアントシアニン、GABA、β-カロテン、カリウム、カルシウムなどが多く含まれていて美肌や目によいといわれています。
またつるむらさきと同じようにゆでるとぬめりがでますが匂いは特になくクセもないので食べやすいですよ。どちらかというとモロヘイヤに近いかもしれませんね。
主に葉の部分を食用として使うのですが、天ぷらや炒めものもおいしいですがとくに酢の物は葉の裏側の紫色がキレイににじみてで見た目も美しくシャキシャキ食感が食欲がそそります。
つるむらさきと金時草の豆知識として
せっかくなので新鮮でおいしいつるむらさきや金時草の選ぶポイントも知りたいですね。選び方としては
- 切り口がみずみずしいもの
- 色が濃いか
- 肉厚があるか
がポイントですね。成長しすぎたり乾燥してクタクタになるとせっかくのシャキシャキ食感が薄れてしまいます。またむきだしだとしなびてしますので濡れた新聞などでくるんで野菜室にいれて水分が抜けないようにしたいですね。
まとめ
- つるむさきはツルムラサキ属のつる性植物
- 金時草はギヌラ属キク科の多年草
- つるむらさきには紫色と緑色の2種類ありそれぞれ緑茎種と紫茎種と呼ばれている
- 金時草は表は緑、裏は赤紫と葉の色が違う珍しい野菜
見た目や色合いが似ていてもそれぞれ違いがありました。ですがどちらも緑黄色野菜としては優れている葉野菜なのでおいしくいただきたいですね。
コメント