生クリームや洋酒と混ぜることでなめらかな舌触りが特徴の生チョコ。
ちょっと特別な日の贈り物として、自作する方も多くおられますが、作っている途中で分離してしまう場合もあるかもしれません。
こうなると、生チョコは食べることができないのでしょうか?
一味違う、生チョコの魅力
昨今では、日本でも贈り物として「チョコ」をプレゼントする機会が増えてきました。特別な思いを伝えるために送られることの多いチョコレートですが、中でもなめらかな舌触りから「生チョコ」が人気となっています。
生チョコとは通常のチョコレートに生クリームを混ぜ、柔らかい食感にしたもののことを指します。
洋酒を混ぜるという場合もあり、チョコレート好きの方々にもこの生チョコが好きという方が多数おられます。特に贈り物としてチョコを自作する際、いつもと違った「特別さ」をアピールするためにも、生チョコを作る方も多くおられるようですね。
見た目の可愛さだけでなく、ひと味違った美味しさを演出することができるのが生チョコのウリとなっています。
なぜ生チョコは分離するのか?その原因とは?
生チョコを作る際、どんな形にしようか、美味しくできるだろうか、とワクワクしてしまうかもしれませんね。
しかし、実は生チョコを作る際、非常に厄介な現象が発生することがあるのです。それは「分離」という現象で、チョコレートの表面に油分が浮き出てきてしまうのです。せっかく柔らかい生チョコを作ろうにも、これでは台無しです。
実は分離が発生する理由はいろいろあり、中でも多いのは「溶かす温度が高い」ということ。湯煎の温度としての適温はだいたい50度で、これ以上の高温だと分離が起こりやすいのです。
また「チョコレートに水分が入った」というのも、湯煎中に起こりやすい原因の一つ。これは、チョコレートを扱う道具にも水分がついてないか注意が必要なんです。
さらに、温度は温度でも「生クリームが熱すぎる」ことでも、分離は起こってしまいます。とにかく生チョコ作りでは適温という概念を、必要以上に注意する必要があるでしょう。
分離したチョコを戻す方法
せっかくの生チョコが分離してしまうとがっかりしてしまいますが、はたして分離した生チョコは食べることができないのでしょうか?
実は、食感や味が悪くなるだけで、食べること自体は可能なんです。
ただ、そうなると贈り物としてあまり適した状態とは言いがたいかもしれません。そんな時は、分離した生チョコを再び復活させてしまいましょう!
やり方はとても簡単で、まずなによりも分離したチョコを再び適温・50度で湯煎して溶かしなおします。そして人肌に熱した生クリームを、再びチョコに混ぜていきましょう。こちらも適温であることが肝心で、かつ加える際は「大さじ1ずつ」という点も注意してください。
生クリームを少し加えては丁寧に混ぜる、という工程を何度も繰り返すことでようやくチョコレート本来の艶が戻ってきますよ!
分離した部分のチョコを食べれるようにする方法とは?
チョコを使ってお菓子を作るときに失敗してしまいチョコが分離してしまった経験をしたことがある人も多いと思います。透明な油部分とねちゃねちゃしたチョコとに分離してしまい、その分離してしまったチョコを使ってお菓子などは作ることが難しです。
しかし失敗してしまったからと言ってそのまま捨ててしまうのはもったいなく感じますよね。捨てなくでも食べることが出来ます!その方法は以下の通りです。
①ホットチョコレート
分離してしまったチョコをホットミルクに入れて溶かすだけで完成です。甘くて体が温まるので冬には特におすすめです。
②チョコクッキー
クッキーを作るとき生地に分離してしまったチョコを刻んで入れます。焼きあがったチョコクッキーは刻んでいれた分離したチョコがとても良い食感になっています。
③チョコフォンデュ
分離してしまったチョコと生クリームを入れて小さな鍋で温めて溶けたら出来上がりです。好きなフルーツをチョコに付けて食べましょう。みんなでワイワイ食べるのにもってこいですね。見た目も可愛いのでおもてなし料理としてもおすすめです。
生チョコを美味しく完成させるための6つのポイントとは?
生チョコを作るにはチョコを溶かす必要があります。その時にチョコが分離してしまわないためのポイントを紹介します。他にも生チョコを作るときのポイントも紹介します。
①湯煎の温度は50度
チョコを溶かすときに使う湯煎の温度が高すぎてしまうとチョコは分離してしまいます。温度管理には気を付けましょう。
②生クリームは温めすぎない
生クリームを沸騰させてしまうのは絶対にやめましょう!使う生クリームは指を入れてみて温かいなと思うくらいの温度に温めましょう。
③湯煎するときチョコに水が入らないようにする
湯煎で使うお湯がチョコの中に入ってしまったり、チョコを入れるボールに少しでも水が入っていないように注意しましょう。
④チョコと生クリームの割合は2:1
チョコが分離しないためにはチョコと生クリームを丁度いい量まぜる必要があります。1番分離しにくい量がチョコ2に対して生クリームを1になります。これが多すぎたり少なすぎたりすると分離してしまう可能性が高くなってしまいます。
⑤生チョコを切る包丁は温めておく
生チョコが完成!せっかく出来た生チョコがうまく切れなくて残念な結果になってしまったという経験をしたことがある人も多いと思います。そんな失敗をなくすためにはお湯に包丁を30秒ほどつけて、お湯をきれいに拭き取った包丁を使いましょう。
⑥水あめやはちみつをまぜる
生チョコを作るときに水あめを入れることで、滑らかなくちどけになります。はちみつを入れるとほんのりはちみつの香りがする生チョコが出来上がります。この2つは生クリームを温めるときに入れるようにしましょう。ちょっとした工夫で美味しい生チョコを作ることが出来ます。
分離した生チョコは食べれるのか? 分離の原因と食べれるように戻す方法について紹介 まとめ
独特の美味しさが人気の生チョコですが、手作りする上では「分離」という現象に陥ることもありえるかもしれません。とはいえ、せっかくのチョコが台無し、と諦めてしまうのはまだ早いでしょう。
適切な温度、適切な分量を守ることで生チョコは分離したとしても、しっかり元のチョコに戻すことが可能なのです。
もちろん、作る際にそういった細かな点に気を配ることで、トラブルなく美味しい生チョコを作ることができますよ。
では、もし生チョコがベタベタになったらどうしますか?
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