半夏生にタコを食べる由来とは?食べ物の意味を紹介!

雑学関連
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半夏生」、関西以外にお住まいの方は、意味どころか読み方すらわからないかもしれませんね。

 

「はんげしょう」と読むのですが、関西では独特の由来があります。あなたの雑学をひとつ追加していきましょう。

 

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半夏生にタコを食べる由来とは?

「半夏生」は、梅雨が終わるころを示す言葉です。その語源はふたつあります。

 

<カラスビシャク説>

毒草の「カラスビシャク(烏柄杓)」が生える時期だから、という説です。カラスビシャクは別名を「半夏(ハンゲ)」といい、半夏が生える時期=半夏生というわけです。

 

<半夏生の花説>

半夏生という花があります。ご存じですか?別名「片白草(カタシログサ)」という毒草です。この半夏生の花が咲く時期だから、という説があるのです。

 

半夏生にタコを食べる風習ですが、半夏生自体主に関西人しか知らないでしょうから、この風習も主に関西の風習となります。

 

古くから、田植えを終えると神様に豊作を祈願してきたのですが、その際に捧げた食べ物がタコだったと言われています。祈願した後、みんなでそのタコを食べたことから『半夏生にはタコを食べる』という風習が生まれたとされています。

 

ちなみに、なぜ捧げられたのがタコだったのかという点。

 

・稲の根がしっかり張るようにという祈願

 

タコの足が8本あることから、タコの足のように・・・ということ

 

・稲の実がしっかりつきますようにという祈願

 

タコの吸盤がくっつくように、という祈願

 

どちらも豊作を祈った気持ちとタコが見事に一致して、それでタコが選ばれたんでしょうね。縁起の良い食べ物とされていたようですね。

 

半夏生にタコ以外の食べ物とは?その意味は?

関西がタコなら、他に半夏生の風習のある地域では何を食べているのでしょう。半夏生=タコではないようなのです。

 

<香川県>

香川県はうどん県。香川では半夏生にうどんを食べる風習があります。一年中食べているのではないかとも思いますが、半夏生に食べるうどんはこの時期の収穫祭と繋がりがあるのです。

収穫された小麦で打ち、みんなで食べる。半夏生のうどんにはそんな意味があるのです。

 

<福井県>

福井県では焼き鯖です。しかも、ひとり1匹の焼き鯖です。江戸時代から家族全員で1匹ずつ疲労回復のために食べる風習があるのだとか。脂の乗っている時期ではないのですが、長く伝わる風習です。

 

<奈良県・大阪府の一部地域>

神様へ捧げたものとして、この地域ではきなこ餅を食べます。どの地域も、豊作祈願だったり収穫の感謝だったり、神様を祀る気持ちからの風習なのですね。

 

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タコの効能とは?

日本人は世界一タコを食べているのを知っていましたか?世界で獲れるタコの半数は日本人の胃袋に収まっているんです。

 

タコの主な効能

肝機能の強化、高血圧の予防、動脈硬化の予防、眼精疲労の緩和、美肌効果

 

年齢や性別を問わずありがたい効果ばかりですよね。誰でもひとつくらいは「これはいい!」と思える効能が含まれているのではないでしょうか?!

 

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半夏生にタコを食べる由来とは?食べ物の意味を紹介! まとめ

いかがでしたか?初めて聞く人も多かったであろう「半夏生」。恵方巻きの風習が今や日本中に知れ渡ったように、いつか半夏生の風習も広がっていくかもしれませんね。

 

あなたなら、神様に何をお供えして感謝を伝えますか?

 

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