南アメリカから日本に渡り、人気を集めつつある
トロピカルフルーツ・ペピーノ。
食べるだけでなく種から育てる方もおられますが、
花を咲かせるのはなかなか難しく、
なかには害虫の被害が気になる方も
おられるのではないでしょうか。
独特の甘みが特徴的なペピーノを
育てる上での害虫、花の咲かせ方について
ご紹介します。
徐々に人気が出つつあるフルーツ・ペピーノ
皆さんは「ペピーノ」という果物を
ご存知でしょうか。
1980年ごろから日本で流通しだした
トロピカルフルーツです。
アンデス山脈のあたりで古代より栽培され、
その独特の甘みが、密かに人気を集めているのです。
そんなペピーノですが、種から育てるという方も
多いようです。
しかし、ペピーノを日本の環境で育てるには
いくつかのコツがあるのです。
なかなか思ったように花が咲かない方は、
植物によくある「害虫」の被害なども、
疑われるかもしれません。
ペピーノが育ちにくいのは、
害虫が関係しているのでしょうか？
ペピーノに発生する害虫と、
花を咲かせるコツをお教えします！
ペピーノに発生する害虫とは？
ペピーノはもともと、
「気温」や「霜」といったものの影響を
強く受けやすい果物です。
育てるための適正な温度は18〜25度で、
まず上手く育てるためにはこういった適温を
守るということが重要となってきます。
そんなデリケートなペピーノですが、
「害虫」の影響も強く受けやすいのです。
ペピーノは「アブラムシ」や「ハダニ」など
株の栄養を吸い取る害虫の被害にあいやすく、
これによって成長が阻害されてしまうのです。
これらの虫は葉っぱの裏についていることが多く、
また水を嫌う性質があります。
このため、普段の水やりとは別に、
葉っぱにも水をかけてあげることで
害虫の発生を予防することができるのです。
また、粘着テープなどで葉っぱから引き剥がすのも
非常に有効な策です。
これらの害虫を放っておくと、
デリケートなペピーノの成長を阻害し、
花が咲くのを邪魔してしまいます。
少しでも見つけたら早急に対処し、
ペピーノを守ってあげるようにしましょう！
ペピーノの花を咲かせるための育て方とは？
ペピーノの特徴は何といっても、
独特の甘さを持つその果実ですが、
実がなるためには花を咲かせ、
順調に成長する必要があります。
ですが、冒頭でもご紹介したように、
ペピーノはデリケートな植物でもあります。
ペピーノの花を咲かせるためには、
どういった育て方の「コツ」があるのでしょう？
育てる上で重要になってくるのは、
まず「わき芽摘み」です。
ペピーノは放っておくと
どんどん茎が生えてくるので、
生育期間中はコツコツと摘心をしていきます。
草丈が15cmほどに生長したら、
左右と上向きの太い茎を3本残して、
他の茎は全て切り落としてしまいましょう。
そして、それぞれの茎が弱らないように
中心とX字に3本支柱を立て、結んで固定します。
また、意外と重要なのが「水のやり過ぎ」です。
ペピーノに水を与える際は、土の表面が乾いてから
たっぷりと与えるようにします。
過剰に水を与えると蒸れてしまうことから
株がダメになってしまう可能性もあるのです。
葉っぱがしおれてきたくらいで
水をあげるように心がけましょう。
ペピーノが育たないのは害虫のせい？ まとめ
海外の気候で育ってきた果物なだけに、
日本で花を咲かせるためには様々な面に
気をつける必要があるようですね。
デリケートな植物であるため、
暑さや寒さ、水の量や害虫と
ケアしなければいけない部分も多いです。
世話をするのは大変かもしれませんが、
しっかりとコツを抑えることで花を咲かせ、
やがてほんのり甘い果実をたくさん
実らせてくれます。
植物の栽培に興味のある方は、
密かに人気にありつつあるペピーノを
育ててみてはいかがでしょう。
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