暑い時期も過ぎて、トレッキングするには良い時期になりました。
今年こそ、一人で楽しく、のんびり歩くぞ。
そう思っている人は、かなりいるんじゃないですか?
トレッキングは楽しいですが、それなりの注意を持って、
一人行をしてほしいものです。
トレッキングの一人行計画は、きちんと立てましょう。
(私は、こんな所からスタートすることが多いですね。)
良くも悪くも一人行では、行動計画がすべてです。
他に頼る人もいないのですからね。
①最初のコースは、近くのコースを選びましょう。
近くのコースを選ぶのは、多少なりとも土地勘、
安心感が持てます。
②地図や資料は、出来る限り多く集めましょう。
国土地理院が発行している2万5千の一の地形図はもとより、
地元自治体が発行している現地周辺の観光案内図、
ネット上には、現地に行った人の記事で溢れています。
ここまで資料が揃うと安心感が増すでしょう。
この部落は知っているし、この国道も知っている。
資料からは、安心材料を見つけるのも大事です。
観光案内図などは、ポイントからポイントまでの距離、
そして時間が記載されているものもあるはず。
その場合、時間は1,5倍で計算してください。
一時間だったら、一時間三十分といった具合ですね。
③明るい内に帰路につけるよう、計画しましょう。
私は3時過ぎには、帰路ポイントに着けるようにしています。
暗くなって、山の中を歩くのは、大変危険ですよ。
④計画は、事前に誰かに伝えておく事
当然の事ですね。
万が一、帰ってこれなくなったときの捜索のためです。
私の所属するクラブは、家人は当然として、
地元警察や駐在所にも、コースを伝える事を推奨しています。
携帯やスマホがあるからと思っている人、
山の谷間などは繋がりませんよ。
トレッキングの一人行で、うかれるのも良いですが、コース上の危険にも注意してくだい。
(こんな感じで、ズンズン進みます。)
さあ、いよいよ出発です。
でも、いろいろ注意して歩いてください。
①最初の休憩は30分位で入れましょう。
30分位は目安ですが、一度休憩し、体の状態チェックです。
問題なければ、以降一時間位を目安に休憩を取ってください。
体の痛み 足の痛み 体調不良が見受けられたら、
無理せず、ゆっくり引き返しましょう。
山は逃げませんので、またの機会に。
②汗をかいたら、体温調整。
寒い時期ですが、山をセッセと歩いているので、
汗を大量にかく場合があります。
そんなときは、着ている物を一枚減らして、体温調節。
汗は、寒い時期は、大敵となります。
汗をそのままに長い休憩をとると、汗が冷えて、
強烈に寒くなりますよ。
面倒がらずに、こまめに体温調節してくださいね。
自分のためですから。
③歩いていても、周辺の状況に注意して。
空模様は当然として、周囲の物音にも注意してください。
崖上からカラカラと小石が落ちてきたら、すぐに離れましょう。
落石の危険があります。
私のときは、イノシシが落ちてきました(笑)。
木の上でガサガサと音がしたら、
鳥なら問題ありませんが、
サルの場合、決して見つめない事。
スイマセンという感じで、スゴスゴと通りましょう。
見つめたり、威嚇したりすると、襲ってきます。
ガサガサと落ち葉を踏む音がしたら、
鹿やイノシシの可能性。
鹿は、やさしく見つめあう(笑)と、
鹿の方から離れてくれます。
イノシシは獣道上を通ります。
刺激しないよう立ち止まり、
やり過ごすか、そっと引き返しましょう。
タヌキなど小動物の場合がありますが、
やはり自然の動物。
へたな刺激などしないこと。
思わぬ逆襲に会いますよ。
ヘビは、踏んだり刺激しない限り噛みません。
自分から逃げて行くでしょう。
ハチは、良く聞けば羽音がわかります。
身の回りに寄ってきたら、払ったりせず、ゆっくり下がりましょう。
ハチのテリトリー入り込んだ可能性がありますよ。
以上は、代表的な生物危険です。
トレッキングの一人行時、木に結ばれたテープが。
(このように、整備されていても危険は一杯あります。)
危険に注意して歩いていると、
分かれ道に明示テープが、
縛り付けてありますよ。
これは?
これは、目印テープです。
案内看板があれば問題はありませんが、
看板のないコースは、これがたよりになります。
先歩者が道に迷わないよう、結んでくれたものです。
これを追い掛けている限り、必ずどこかにたどり着きます。
道に迷ったときは、テープを追い掛けましょう。
多少遅くなっても、家に帰ることができます。
テープを見失ったときは、無理せず引き返します。
時間帯によっては、出発地点まで引き返すこと。
テープは、いろいろな人が結ぶため、
同じ色 同じ時期に結ばれたか、
判断が重要です。
生き死にの問題ですので、真剣に。
トレッキングの一人行を成功したコースで練習。
(有名なコースは整備されていますが・・・・。)
成功したコース(普通はみんな成功)は、練習用コースとして、
周辺を歩きまわること勧めます。
そのコース周辺だったら、任せておけ!
その位の心境になったら、新しいコースにチャレンジしてほしい。
その位になれば、トレッキングスキルもかなり上がっていますよ。
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