「綺麗な花には毒がある」と昔から言われていますよね。ただの格言かと思いきや、みなさんが良く知るシャクナゲにも「毒」があるのです。
毒と聞くと、いくら綺麗でも庭に植えるのはためらってしまうものです。
シャクナゲの持つ毒性を知り、安全で綺麗なお庭を目指していきましょう。
シャクナゲの持つ毒性とは?
シャクナゲを含むツツジ科はほとんどの植物に毒性があります。
中毒を起こす有毒成分グラヤノトキシン(ロドトキシン)によるもので、原生種だけでなく園芸種にも毒性があります。
シャクナゲは庭に植えても良い?
観賞用としてシャクナゲを育てる場合、庭に直植えにするか鉢植えにするかのどちらかになります。
育てやすさという点では直植えが圧倒的に楽なので、有毒であることを頭にさえ入れておけば直植えで楽しんでよいでしょう。
シャクナゲは子供が触っても大丈夫なのか?皮膚への影響は?
「毒」と聞いただけで扱いにくさを感じることでしょう。しかし、実際、庭をシャクナゲで綺麗にしているお宅だってありますよね。
毒性を持つことを知らずに、貰った葉を煎じてお茶にして飲んで中毒症状になった事例もあるので、自分で育てている植物については知識が必要です。
シャクナゲは子供が触っても大丈夫なのか?皮膚への影響は?
シャクナゲの葉に毒性がありますが、触っただけではまず問題はありません。
ただ、子供の場合、いつ口に入れるかわからないということが要注意ですよね。思いもよらぬことをしでかすのが子供です。
子供の好奇心は大人では計り知れません。毒性があることをきちんと伝えること、まだ話しても理解できない小さい子供がいる場合は柵を設けるなどしたほうが安心でしょう。
シャクナゲの葉は触っても大丈夫?
危ないのは「葉を煎じて飲む」という習慣です。利尿作用があるなどと言われていますが、それは俗説に過ぎません。
作業をしたら手を洗う、触ったら手を洗う、ごく普通に手洗いをしていれば問題はありません。とくかく口に入らないよう注意することですね。
シャクナゲの花は触っても大丈夫?
子供がシャクナゲの花の蜜を吸って中毒になった事例もあるので、体内に入れないことが重要です。子供は触ったあと好奇心で舐めてしまうかもしれないことを忘れてはいけません。
触らせないようにするのが一番の予防策でしょう。
子供が誤ってシャクナゲを食べたらどうしたら良い?
シャクナゲの中毒症状は「嘔吐」「下痢」「痙攣」です。この中毒症状は、傍目に見てわかる症状でもあり、子供がもし中毒症状になった場合黙って我慢していられるものではありません。
特に痙攣で意識を無くすような事態になったら救急車です。嘔吐や下痢の場合も病院で受診するようにしましょう。
シャクナゲの持つ毒性とは?庭に植えても良い?子供が触っても大丈夫? まとめ
シャクナゲは、扱い方を守っていれば決して怖い植物ではありません。
シャクナゲは、毒を持つことで自分を守っているのですから、あれだけの美しさが出せるのではないでしょうか。
観賞用は鑑賞して楽しむもの、食用ではないのだから食べたり飲んだりしない、当たり前のことをしていれば大丈夫です。
安全に管理して綺麗な花を咲かせてくださいね。
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