カエルの鳴き声は季節の風物詩でもありますよね。田んぼのそばを通ると元気な鳴き声に心癒されている人もいるのではないでしょうか。
都会ではなかなかカエルの進化を自然な状態で観察することは難しく、知っているようで知らないことも多いものです。そこで、カエルの成長について調べていきましょう。
カエルが田んぼで鳴く時期はいつ?
カエルが鳴くのは、ただ騒いでいるわけではありません。カエルが鳴く行為は求愛行動によるものです。鳴くのはオスだけで、鳴き声でメスを誘っているのです。
動物にとって求愛行動は子孫を残すための最大の仕事!いかにメスに気に入ってもらえるか。オスはひたすら大きな鳴き声で自分をアピールし続けるのです。
時期ですが、カエルの種類によって異なります。早い時期から鳴くのはヤマアカガエル・ニホンアカガエル・アズマヒキガエル・シュレーケルアオガエルで、1~2月から鳴き始めます。
水田に水を張る時期になると、トウキョウダルマガエルやニホンアマガエル・ツチガエル・ヌマガエル・ウシガエルなどが鳴き始めます。
カエルが鳴き始めたら、メスの争奪戦が始まったということですね。
おたまじゃくしがカエルに成長する期間や時期は?
オタマジャクシからカエルへの変体の期間もまた種類によって異なります。概ね1年以内に単体しますが、稀にウシガエルは1~2年かけてカエルへと成長します。
逆に最も早い変体を見せるのがニホンアマガエルで、わずか1か月半程度でおたまじゃくしからカエルへと成長します。
越冬するおたまじゃくしもいますので、日本中を巡れば冬でもおたまじゃくしを見つけることができるというわけですね。
カエルの冬眠期間はどれくらいあるのか?
カエルの鳴き声も聞こえなくなり、姿も見かけなくなるとすっかり存在を忘れられてしまいますが、カエルも寒い時期は冬眠で冬を越しています。
概ね最高気温が10℃を下回るようになるとカエルの冬眠期間。地方によって差は出てきますが、11月頃~3月又は4月頃と考えていいでしょう。
では、どこで冬眠しているのか。穴を掘って春までじっと眠り続けているのかと思いきや、案外石の下や落ち葉の下で過ごしているのです。探そうと思えば探せる場所ですね。
また、カエルが冬眠する際に選ぶ場所は水辺ではなく気が生い茂る山や森。探そうとしている人は山へGO!
冬眠したからといって、どの個体も冬を乗り越えられるわけではなく、寒さのあまり凍死してしまうカエルもいます。厳しい冬は、自然界でも猛威を振るっているわけですね。
カエルが鳴く時期はいつ?おたまじゃくしがカエルに成長する期間や時期は? まとめ
いかがでしたでしょうか。ちょっと気になっていたカエルの生態、謎は解けましたか?気持ち悪がられることが多いカエルですが、変体により姿をガラリと変える生物でもありますよね。
カエルは変温動物なため、寒い期間は動くことが出来ません。冬眠し、春と共に子孫を残すべく鳴き始めるのです。
カエルの大合唱に閉口していた方も、鳴き声が生きる力そのものであると思えば、少しは我慢できるのでは・・・?力強い鳴き声に、生きる力を貰えそうですね。
ブログランキングに参加しています。応援いつもありがとうございます!
コメント