しめ縄は仏滅の日に飾っていいものなのか?

生活
スポンサーリンク

正月が近づくと、玄関先や車のバンパーに
飾られる「しめ縄」。

 

 

縁起物として古くから親しまれているこの
しめ縄ですが、これを「仏滅」に飾ることは
避けた方が良いのでしょうか。

 

 

そもそも、しめ縄と仏滅は関係性が
あるものなのでしょうか。

 

Sponsored Link



スポンサーリンク

縁起物として様々な場所に飾られる「しめ縄」

お正月になると日本では、鏡餅を飾ったり
おせち料理を作ったりと、年の初めを
祝う様々なものが登場しますよね。

 

 

中でも「しめ縄」の飾りは、玄関先に飾ったり
車のバンパーに結わえつけたりと、
いたるところで目にするのではないでしょうか。

 

 

神社の境内などにも、巨大なしめ縄があったりと
昔からしめ縄は神聖なアイテムとして
人々に親しまれてきました。

 

 

そもそも、しめ縄はなぜ縁起物になったのでしょう?

 

 

しめ縄の由来は、日本神話に登場する「天照大神」という
神様の逸話が元になっています。

 

 

天照は太陽の神様ですが、弟が悪さばかりすることに怒り、
岩屋の中に隠れてしまいます。

 

 

このため世界は真っ暗になってしまい、困った神々は
天照に出てきてもらうため、岩屋の前で酒盛りを行ったり、
踊りを踊ったりしました。

 

 

天照がそっと身を乗り出し、様子を伺いにきたところ、
岩屋に再び戻ってしまわぬようにと、扉をしめ縄で
縛ったのです。

 

 

この逸話から、しめ縄は晴れの神の再生にまつわる
縁起物とされてきたようですね。

 

 

「仏滅」に縁起物は避けるべき?

古来から縁起物とされてきたしめ縄ですが、
はたして取り付ける日付は、どんな日でも
構わないのでしょうか。

 

 

日本にはこれまた古来から「六曜」という
概念があり、その中でも「仏滅」と呼ばれる日は
昔から凶日とされています。

 

 

仏滅は読んで字のごとく「仏が死んだ日」であり、
詳しく言えばお釈迦様が死んでしまった
日になるのです。

 

 

このことから、何をするにしても
この仏滅の日は避けるべき、と日本人の間で
言い伝えられてきました。

 

 

結婚式などのめでたい行事は
この仏滅を避けて日取りを選んだり
しますよね。

 

 

そうなると、はたして「しめ縄」をつける日にも
適していないということなのでしょうか?

 

Sponsored Link



しめ縄と仏滅の「思想」の違い

縁起物である「しめ縄」と、対照的に
不吉とされる「仏滅」。

 

 

この二つはどういった関係性があるのでしょう?

 

 

実は、しめ縄を飾る日付に「仏滅」かどうか
ということはあまり関係がありません。

 

 

なぜかというと、そもそもしめ縄は
「神道」という神社に関係する信仰から
生まれたものです。

 

 

対する仏滅は「六輝」という中国の思想を
取り入れて生まれたものであるため、
この二つのルーツはまるで違うのですね。

 

 

このため、しめ縄をつける日付に仏滅が
影響を及ぼす、ということは全く根拠が
無いようです。

 

 

ただし、大晦日にしめ縄を飾ると
「いちやかざり」と呼ばれ、これは古くから
よくないとされているのです。

 

Sponsored Link



しめ縄は仏滅の日に飾っていいものなのか? まとめ

しめ縄も仏滅も、どちらも「縁起」に関わるものなので
ついつい関係があるものと思ってしまいがちです。

 

 

ですが、もともと両者は別の思想から生まれたものであり
関係性はあまりなさそうですね。

 

 

それぞれ、日本と中国という別々の国で
定められた思想であることから、互いをそこまで
気にする必要はないということです。

 

 

とはいえ、しめ縄にも取り付けるべきではない
日付というものは存在するので、むしろそちらを
意識するべきかもしれません。

 

 

下のボタンを1日1回クリックしていただけると、とても励みになります。
(人気ブログランキングに移動します。)
あなたの応援をいつも心から感謝していますm(_ _)m

人気ブログランキング

コメント

タイトルとURLをコピーしました